■ 収穫適期とは?
お米には、
収穫適期(=高品質なお米がとれる時期)があります。
『
米(マイ)チェッカー』は圃場で玄米品質を確認する為の籾すり機です。
米チェッカーを使って正確な収穫適期を見極め、
高品質なお米を収穫しましょう。
刈り取りが早すぎると、未熟粒が多く、収量が減ります。
刈り取りが遅すぎると、胴割粒等、障害粒が増加します。
収穫適期は約1週間です。
この時期を逃してしまうと、障害粒の割合が急増してしまいます。
特に近年では高温が続き、胴割れやシラタの発生が増加傾向にあります。
収穫適期を見極め、収量、品質ともに最良の時期に収穫するようにしましょう。
■ 米チェッカーの使い方
・収穫時期が近づいたら、玄米の品質確認を行います。
1. 『米チェッカー』を軽トラックに積み、圃場へ向かいましょう。
2. 生育状況が平均的な稲を3~5株程刈り取ります。
3. 脱穀します。軍手などでしごくと脱穀できます。
4. 『米チェッカー』で籾すりをします。
5. 玄米の品質を確認します。
・『米チェッカー』の活用法
1. 正確な収穫適期が簡単にわかる。
玄米なら、お米の品質が一目瞭然でわかります。
・出穂後の積算温度で判断する方法がありますが・・・
気象条件によって変動するので、目安にしかなりません。
・籾色での判断もありますが・・・
青籾=未熟粒というわけではありません。
微妙な色の判別が必要です。
2. 被害状況の把握ができる
たとえば、カメムシ被害が大きかった圃場は別刈りを行えば、
お米全体の品質低下を防ぐことができます。
乾燥機を区分し、被害の大きいお米だけを色選に通せば、
省力化・効率化になります。
3. 委託先への品質説明に。
稲作の請負作業をされている方は、
『米チェッカー』を使えば、委託先へ事前に米の品質を確認してもらうことができます。
供出後のトラブル防止にも役立ちます。